好みのタイプ。







「サンジィーーーーーーーっ!!腹減った」
「テメェ………」
「腹減った!」
「………俺の記憶違いじゃなけりゃあ、テメェにはついさっきウソップの12倍飯を食わせてから
本日のおやつタルト・タタンを余ったクソ剣士の分までぶち込んだ筈だが」
「おう。喰ったな」
「十時のおやつにテメェだけ特別に肉も焼いたな」
「おう。肉喰ったぞ」
「………それでもまだ足んねぇのか」
「全然だ!サンジのメシ、もっと喰いてぇ!」
「……………………」

サンジは目を細めてぷかりと煙草を吹かした。

「愛い奴め」




「…………………そうくるか」

キッチンの外。
仏頂面で剣豪がそう呟いたのは、また別の話。