AROUND THE WORLD












サンジは丁度、キッチンで玉ねぎを刻んでいた。
昼食の準備である。

サンジはコックだから、朝、午前のおやつ、昼、午後のお茶、晩、夜食、とその準備をする(勿論、後片付けもする)。すげぇなぁ、とよく褒められる。好きじゃなきゃ出来ねぇだろ、とも言われる。

「────」

サンジはあまり、料理を好き嫌いで考えたことはない。どちらかといえば愛しているというのが正しいのだろうが、それはつまりは世界を愛しているとか、女性を愛しているとか、そういったような感覚で、特に意識する必要もないことなのだった。好きとか嫌いだなんて、考える方がおかしい。

サンジの中において、料理をするのと呼吸をするのは、その重要性においても、意識の希薄性においても、ほとんど等しかった。サンジは呼吸をする。イコール、料理をする。

それでもサンジは、野菜を刻む作業は「好き」と言ってもよかった。よく手入れされた、薄青く光る包丁で、さくさくさくさく、とんとんとんとん、と心地の良い音を鳴らすのが好きだ。刃を入れるごとに強くなる野菜の香りが、すっと鼻に抜けていくのが好きだ。綺麗に成形された果肉の切り口の繊維が潰れずなめらかな面を保ち、多角レンズのようにきらきらと光を反射するのを見るのが好きだ。

鼻歌を口ずさみながら、サンジは包丁を置き、2ミリ角に刻んだ玉ねぎをボウルに移した。

タライのような大きさのボウルの中で、きらきらとした玉ねぎの欠片は既に山脈を形成している。誇張ではない。サンジが玉ねぎをみじん切りにする場合、使用する玉ねぎの数は3ケタに届くことが少なくないのだ。

料理は手際と火力が命──サンジは288個の玉ねぎの下準備を手早く終えると、厨房に火を入れた。

サンジが全てのコンロの上に8つの巨大鉄鍋を並べて、玉ねぎを炒める光景はちょっと圧巻である。ぼんぼんと火を焚きながら、サンジは調理台の前を高速平行移動する。黒くて、速くて、たまに分裂して見えるので、ロビンは「話に聞くニンジャって、こういうものかしら」と呟く。

麦わら一味に加わってからサンジの実力がぐんぐん上昇したのは、勿論鍛えられたからだ。
16本手がなければできないような作業を行うには、8倍速く動かなければならない。空気と体の間で摩擦熱が発生するんじゃないかという速度で、サンジはほとんど、新種の生物のような動きをしている。八面六臂の大活躍である。ついでに戦闘のスピードも上がった。

植物油で薄く包まれた玉ねぎは、まず透明になる。2ミリ角のみじん切りは火の通りが早く、透明になったと思った端から水分を飛ばし、キッチンは蒸気で霧がかかったようになってしまう。換気扇は勿論フル稼働だ。
強い火力に焦げ付きそうなたまねぎは、どんどん嵩を減らしていく。色づき、やわらかくなり、溶けていく。そして最後には、甘くて茶色いペーストになるのだ。

──サンジが作っているのが飴色たまねぎだということがわかれば、クルーの大部分はランチのメニューを当てることができる。

カリーだ。

藻類に対する粘り強い聴取活動の果てに再現した東洋風カリーは、サンジのお気に入りのメニューである。
このレシピは、余りものの食材を消費するのに並大抵ではない力を発揮する。ほとんど魔法である。このとろりとした光沢のあるルーで食材を茶色に染めると大抵なんでも食べられる──そのことに気付いた時、サンジは醤油とバターの相性が非常に良いことを知ったときに近い感動を覚えた(料理人の間ではよく使われるたとえである)。

「────」

玉ねぎを炒める熱気に蒸されたサンジの額に汗が浮くころ、サンジは更に、子供が入って遊べそうなほど大きな鍋に湯を沸かし始める。厨房の温度と温度は上昇を続け、ゆらゆらと陽炎のように空気が揺らめく。地獄のような暑さだ。

この、巨大な鍋一杯の湯、というのは料理人にとって非常に便利なツールである。何でもかんでも火を通せるからだ。

サンジはぐらぐらと煮立ち始めた湯の中にカットした人参をボウル5杯分投入した。その上にこれまた巨大な蒸籠を設置し、小山のようなジャガイモを蒸す。
大根を茹でた。アスパラガスを茹でた。とうもろこしを蒸した。枝豆を蒸した。ナスを蒸した。さやいんげんを茹でた。カリフラワーを茹でた。カブを茹でた。白菜を蒸した。ついでに卵も茹でた。

サンジは料理に卵を使うために、こっそりめんどりを飼っている。ルフィに知られたら、卵どころか本体ごとお陀仏してしまうので、誰にも内緒だ(けれどおそらく、ロビンとチョッパーは気づいている)。めんどりはいい──きちんと世話すれば毎日卵を産んでくれるし、港に着けば入港祝いのチキンの丸焼きになってくれる(サンジは料理人なので、航海の間中手をかけたトリもちゃんと絞める)。
できれば牛も飼いたいなと思うのだが、流石に隠しきれないような気がしている。

「────」

野菜を茹でたり蒸したりする作業と平行して、サンジは洗い物もしなければならない。この調子で調理器具を使い続けていたら、にっちもさっちも行かなくなるからだ。

玉ねぎを炒めたまだ熱い鉄鍋を、サンジはずばばばばばっ、と洗う。洗ったと思ったら鍋の傍にいき、茹でているものを取り替えて、また洗い場に返って、洗う、の洗、くらいまでやったら次は蒸しているものを取り替えて、また洗い場にとんぼ返りして、洗う洗う洗う。音でいうとこんな感じだ──ずばばばばっ、とっ、じゃばじゃじゃじゃば、こん、どさぼちゃどさ、とっ、ずばばっ、かこっ、ざららっ、ばららっ、とっ、ずばばばばっ、ずばばばばばばっ、ずばばばばばばっ。

下ごしらえしてある肉や魚に取り掛かるころには、サンジもちょっと息がつける。8人に分身しなくていい──精々2人でいい。

後は材料を合体させるだけという段階になれば、サンジはようやく1人に戻る。炒めて混ぜて、炒めて混ぜて、を繰り返すうちに、なんでもおいしく食べられる魔法の液体が出来上がっていく。

ちょっと辛めの肉のカリー。香辛料の香りが強い魚介のカリー。甘めの野菜カリー。その他の余り物を全部ぶち込んだ男用カリー。
ああ、空きっ腹を直撃するにおいだ。この匂いを飛ばさないよう、煮込む時間は短めに。

4つの大きな寸胴鍋を熱する火を弱めたら、次は主食の準備だ。

といでおいた米を、まずは半分炊く。最初から全部炊いておくと、食事の途中に冷めてしまうからだ。パンは、毎朝まとめて焼いているので、今から作る必要はない。ナミの好きなふわふわしたパン、ロビンの好きな酸味の強いパン、チョッパーの好きな甘いパン、なんでもかんでも、ちゃんと揃っている。

サンジは必要な調理器具をセットすると、今度は揚げ物を始めた。

この、揚げ物、というのが、また妙にカリーに合うのである。熱々のトンカツに茶色いルーを絡めたところを噛むと、ざく、という音と共に肉汁とまったりとしたスパイスが絡まりあって絶妙に旨い。アジフライやエビフライにはタルタルソースもついてくる。これまたルーと絡めて旨い。タマゴのフライにチーズをかけたりなんかすると、低年齢組がきゃーきゃーいうほど旨い。勿論、揚げ物だけそのまま食べたって旨い。

じゅうじゅう音を立てる、タライのような大きさの油鍋の傍で、サンジは次から次へと食材を揚げていく。にんじんのチップス、ごぼうのチップス、ジャガイモのチップス、チキンカツ、小エビの掻き揚げ、ちくわのてんぷら、揚げナス、カキフライ、ホタテフライ、鱈のフライ、なんだかわからないものフライ──

粉をまぶし、卵液にくぐらせ、また粉をまぶし、揚げては掬い、救っては揚げ、揚げては揚げ、揚げ物中のサンジは、場所こそ移動しないものの、とにかく人類の限界を超えた腕の動きをしている。ロビンは「噂に聞くセンジュカンノンって、こういうものかしら」と呟く。

「サンジくーん」

ナミから声がかかるのは、大抵料理の一番忙しい工程だ。 狙っているのではないかというくらいぴたりとしたタイミングで、コックが4人でも足りないところに5人目を要求するのだ。その残酷さがタマラナイ、とサンジは思う。
勿論、彼女の伝えたいことはサンジには説明されずともわかっている。「サンジくーん」の、く、と、ん、の間の音の伸び加減、それと語尾の上がり調子の角度で、サンジはナミが何を要求しているかが、くっきりはっきり、文字で書かれたようにわかるのだ。
あのボケまりもがまたボケたボケボッケをかましてご迷惑をかけているのですね、マイ・スウィーテスト!

およそ60動作/分の揚げ物サイクルを80動作/分に加速し、サンジは一度鍋の中の食材を全て引き上げた。もう米も炊きあがるところだが、1分でマリモを海中に投棄して戻ってくればいい。

「─────」

汗まみれの顔をタオルで拭い、エプロンを外し、ジャケットに袖を通す。
内ポケットから取り出した手鏡が曇る前に、サンジはさっと自分の姿を確認した。ナミの前に出るのだ、ヨレたところを見せるわけにはいかない。

スマートな物腰。隙のない眼光。きらっと光る髪。スーツは男を際立たせる黒、シャツはイメージカラーの爽やかな青。

「ヨシ」

今日も俺は、人食い虎のように格好いい、とサンジは思う。
今日もお前は、箱入りアヒルのように間抜けだ、と、かぶせるように声が聞こえた気がした。マリモだ、マリモが言っているに違いない。というかこの前言われた。ナミからの依頼を果たすという使命感に少々の殺意が加わり、サンジは音を立ててキッチンの扉を開けた。

とたんに頬にぶつかるすがすがしい空気。
ぐずぐずしてはいられない。サンジがぐるりと甲板の上を見渡すと、目標物は船の手すりを背もたれにしてぐうすか寝こけていた。

胸の前で組まれているゾロの腕にはまた筋肉が増えている。そのうち、筋肉にゾロがへばりつくようになるんじゃないかとサンジは思っている。今だってもうほとんど、ゾロは筋肉のおまけのようなものだ。

「……」

真っ昼間からごろ寝とはいいご身分であるが、既に怒る気にもならない。手すりにこびりついたカビに、紳士は目くじら立てたりしないものなのである。

サンジはとーんと一歩跳び跳ねると、すたんとゾロの目の前に着地した。それから、あぐらを組んだゾロの腰を靴ですくい上げるようにしてひょいと浮かせ、手すりの向こうに追いやった。とーんすたん、ひょい、どぼーん。ゾロは眠りながら母なる海に飲み込まれていった。めでたい。

料理に比べてなんと手軽な作業だ、と考えつつ、サンジは任務完了をナミに告げようと振り向いた。
ナミは、そこはかとない疑問の色を浮かべてサンジを見ていた。

「あれ。何で今、ゾロを蹴ったの?」

あれ、とサンジも思った。
サンジはナミに頼まれたと思ってゾロを捨てたのだが、彼女のこの反応を見るに、どうやら違うらしい。

これはしまった、愛しのナミさんの言いたいことを取り間違えたなんて、そんなことはとても白状できない。
そこでサンジは、なかったことにすることにした。

「え? 俺、何も蹴ってないよ」

ナミは何か言おうと思ったようだったが、時間の無駄だということに気づいたのだろう、口を閉じた。その口元の動きがとってもキュートだったので、サンジはすぐにゾロのことを本当に忘れた。

ナミはサンジの天使だ。いや女神だ。毎日毎日素敵になる。一目見るごとに、サンジは恋に落ちてしまう。
じっと見ていると吸い込まれそうだ。いや、吸い込まれたい。でも吸い込まれたら料理が出来ない──料理料理、その一言でサンジはなんとか意識を保っている。全く、罪な美しさである。

「それでナミさん、俺に何の御用?」
「あのね、もうすぐ一雨きそうだから、あの辺りに干してるまな板片付けたほうがいいわよ」
「あ~ん、ありがとうナミさんv」

サンジはまな板をさらって急いでキッチンに戻ると、米の釜を火から下ろした。いい具合に炊けていることは気配でわかる。

本番は次だ。

サンジは声を張り上げて、食事の支度が出来たことをクルーに告げた。
カリーの匂いを嗅ぎ付けてキッチンの扉にへばりついていたルフィを筆頭に、 飢えた亡者のような勢いでクルーが食卓に雪崩れ込んでくる。


ここから、サンジは給仕と調理を同時並行で行う──米を盛り、パンを並べ、カリーを継ぎ足し、作りおきのスープを温め、オレンジジュースとミルクのボトルを並べ、トンカツやエビフライを揚げつつ米の釜をセットし──すばどらぱぱぱぱ、かん、とん、ごとん、ぱちぱちしゅわわわ、どんどんごん! かっ、ぱぱぱぱぱっぱぱ、じゅうじゅうちゃっちゃ、ぽん、こっ、ばたん、とっとっと、ちん、じゅわじゅばっ、ぽとん、しゅっ、かっ、しゅっ、かっ、ひょいひょいひょいひょいとんことと、こぽこぽ、ばしゃっ、ぱっぱぱぱ、かん、ぱちっ、ばたん、しゅぱっしたたっ──

「おかわり!」
「おかわり!!」
「おかわり!!!」
「おかわり!!!!」
「お~か~わ~り~!」
「このコールスローサラダもっとない?」
「あ! 俺のから揚げ……」
「おかわり! おかわり!」
「あ~ 汗出る~」
「やっぱりカリーにはライスだな」
「パンもいいものよ」
「オカワリいいい」
「だからそれ俺の、」
「ピクルスこっち!」

16本の手どころか、10個の目の玉も必要になりそうなこのときが、サンジは一番忙しい。
皆が笑顔で自分の料理を食べてくれることが料理人の一番の幸せというが、実際、このときのサンジは幸せなど感じていられない。(ああ……俺って幸せだなぁ……)などと考えれば最後、仕事にミスが出てしまう。

これは、リズムに乗ってみればわかることである。とん、ごとん、ぱちぱちしゅわわわ、どんどんごん! かっ、ぱぱぱぱぱっぱぱ、(ああ……俺って幸せだなぁ……)、じゅうじゅうちゃっちゃ、ぽん、こっ、ばたん、とっとっと、ちん、じゅわじゅばっ。明らかにモノローグが浮くであろう。

だからサンジはこういうとき、究極の料理マシーンである。
片手で5皿の食器を持ち、もう片手ではレードルと菜箸を操り──

「おい、クソコック」
「ん?」


ごおん!


鐘つきのような音を立てて、サンジの体は軽く吹っ飛んだ。
ラウンジの壁に後頭部から突き刺さり、それでも、下げようとしていた食器を取り落とさないのは料理人の本能である。

サンジは頭をこすりながら、ふらふらと立ち上がった。
給仕中にケンカを売ってくるとは、いい度胸だ。この野郎、いいから席に座って飯を食え!

「何すんだてめぇは……!」

ゾロは全身からぽたぽたと海水を滴らせながら、拳を震わせていた。
うつむいたゾロの顎から、ずるり、とクラゲが落ちる。広い額には、血管の筋がいくつも浮かんでいた。

「何すんだはこっちの台詞だ……!! 何の恨みがあって俺を海に突き落とした!?」
「テメェに対する恨みなら山脈並みにあるが、俺は何にもしてねェ! いきなり人の頭ァド突いてきたのはテメェだろうが!」
「だからその前にお前が俺を海に落としただろうが! ボケてんのか!?」
「ボケてねェよハゲ!」
「俺はハゲじゃねぇ!!」
「黙れ言いがかりハゲ! 俺はそんなことしてねェっつってんだろうが!」
「アア!? おいナミ! お前見てたよな、この蚊取り線香が俺を──」
「ナミすぁん! 俺そんなことしてないよね?」

ナミは野菜カリーをスプーンですくいながら、サンジをじっと見た。
そして、嘘をついていないことに気づいたのだろう、ナミは小さく溜息を吐いて言った。

「……うん、してなかったみたいね」
「てめ、ナミ!!」
「ナミさんに向かってテメェとはなんじゃこのボケマリモ!!」
「だからボケてんのはそっち……ってもういい!」

海水まみれのマリモは、とうとう言いがかりを諦めたようだった。
悟ったようにつぶやく。

「何でもいいから死ね!!!」
「こっちの台詞だダメ藻野郎!!!!!!」











高度な技術を使った戦闘が、髪の毛のむしりあいに落ち込んだ頃合で、サンジとゾロは引き分けることにした。
それぞれ理由はひとつ、昼飯が冷めてしまいそうだったことと、昼飯を食いはぐれそうになったことである。


俺はあいつよりも大人だから引き際を知っている──そんな体を装って、サンジは2杯だけ残った白飯にカリーをかけ、ゾロは椅子を引いて食卓に座った。

「ホラよ」
「おう」

もぐ、とスプーンを口に突っ込んだゾロが、ふと、思い出したように呟いた。

「テメェの作るカレーは、余らねぇなあ……」

カリーだけではなく、基本的に、サンジの作る料理は余らない。
ゴム製ブラックホールが、作れば作るだけ吸収してしまうからである。

「足りねェか?」
「いや、そうじゃねぇ。ただ、余ったら、一晩置いたカレーが食えんのになぁと思ったんだ」
「一晩置くって……」

そんなことをしたら雑菌は繁殖するし、温め直すから香りも飛んでしまう。
そう思ったサンジをよそに、ゾロは言葉を続けた。少し、懐かしむような、夢見るような表情で、『一晩置いた』カリーに思いを馳せているようである。

「一晩置いたカレーはな、なんでかコクが出て旨ぇんだ。うちじゃいつも、余ったカレーを次の日も食べてたんだ」

初耳だった。
本当はずっと、カリーを放置してから食べたかったのか? サンジはテーブルを叩いて抗議した。

「そういうことは早く言え! テメェから東洋風カリーの話聞いてから、何年経ったと思ってんだ!」
「ありゃあ……」

サンジがクルーの一員になってしばらくしたころだ。妙なところで素直なゾロは、しばしばと目を瞬かせながら指折り数え、きちんと計数したようだった。

「──59年前だな」











「普通に答えてんじゃねェよこのハゲ! ハゲ! マンホールハゲ!!!」
「だからテメェが聞いたからだろがこのボケ! ボケ! ボケ老人!!!」
「同い年だろうがアアアアふごっ!!!」
「うわ汚ねっ、入れ歯飛ばすなふごごっ!」
「へへーもは!(テメーもだ!)」

















AROUND THE WORLD アラウンド・ザ・ワールド 
大西洋のドライ・ジンとペパーミント、太平洋のパイナップルジュースをシェイクし、ミントチェリーを飾る。
甘くて爽やかな飲み口に比べアルコール度は高い。まさしく飲みすぎると世界一周してしまいそうなカクテル。
アメリカでは昔から愛されているが、 ヨーロッパ系のカクテル・ブックには載っていない。